5/8以降の東京での対応について
東京都福祉保健局からの通達です。
前回の記事と基本的には内容は同じですが、
都内のコロナ関連の公的事業いろいろ終了します。
1.コロナ患者把握
・全数把握は終了。
・5/7までの診断例はHER-SYS入力可能。それ以降できない。
・5/8以降は定点把握疾患となる。
・死亡事例報告の保健所へ報告は5/7までで終了。
5類なので全数把握終了です。
医療機関からの報告の必要はなしとなります。
2.応召義務、疫学調査、行動制限・風邪症状やコロナ疑いで診療拒否は「正当な事由」にあたらない。
・施設における感染拡大防止を目的とする調査を必要時おこなう。
・感染症法に基づく行動制限・外出自粛は求めることができなくなる。
・以下の考え方に基づき個人が判断する。
発症5日経過かつ解熱・症状軽快から24時間経過するまで外出控える
発症後10日経過するまで、マスク着用、周囲にうつさないよう配慮する。
・濃厚接触者の法律に基づく外出自粛はもとめられない。
部屋をわけ、接触する家族を限定する。
患者発症日を0日とし、5日目まで体調変化に注意。7日まで発症可能性あり。
・就業制限:法律に基づく制限は求められない。事業者において考慮する。
応召義務(患者ではなく、国に対する義務です)違反という言葉は使われていませんが、診察拒否する正当な理由としては、5類になったので認められないということです。
法律に基づく行動制限はできませんので、個人が判断しましょうとのことです。
(大半の方は、熱がおさまったら外出するし、マスクもしないと思います。)
事業者は出勤するか休ませるか、判断が難しそうです。
3.都民向け窓口
コールセンターは5/7で終了。
発熱相談センターは5/8で終了。
陽性者登録センターは5/7で終了。
自宅療養者フォローアップセンターは5/8で終了。
うちさぽ東京は5/8で終了。
東京都新型コロナ相談センター 5/8開設
宿泊施設
新宿区に1か所妊婦(36週未満)、独居等高齢者(65以上で独居)対象。
高齢者等医療支援型施設及び酸素ステーションは継続。
東京都新型コロナ相談センターに統合されます。
うちさぽ東京と同じ電話番号です。
宿泊施設は1か所残るようです。
現在のホテル療養利用者は若い人が多く、妊婦と独居高齢者だと利用者あまりいないようなので1か所で足りるのでしょう。
4.PCR検査公費負担
抗原検査キット配布。
PCR無料化事業終了。
薬は公費支援対象。
入院は自己負担限度額から2万円減額。
PCR無料センターもようやく終了です。
高齢者施設での行政検査は続けるようです。
(有効性が疑問な)薬や、中和抗体は無料継続です。
入院も最高自己限度額から、多少減額あるようです。
最後に、最近のニュースから
日本環境感染学会が4月28日、移行後の医療機関での対応についての考え方を公表した。「社会全体が緩和の方向に向かっても、医療機関はある程度の感染対策は継続せざるを得ない」とし、感染した医療従事者の療養期間の短縮は「推奨できない」と明記した。濃厚接触者の休業も検討するよう求めた。吉田正樹理事長は「医療機関の中で(療養期間を)5日間とするのは難しいと思う。ただ、きっちり(日数を)決めると医療機関によっては人が回らないということもあり、各医療機関で決めることになる。検査も併用するのがいいと考えている」と呼びかけている
そうはいっても・・。
法律上は5類になって規制なくなるんだから、インフルと同じではダメ?