めがね先生の勝手にOUTPUT

いろいろな事に勝手に返答します

Q11.これまでファイザーだったんだけど、4回目モデルナでもいいの?

はい、今日は。
早速調べてみましょう。

厚労省のホームページでは

新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。
しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。詳しくは「新型コロナワクチンQ&A 」をご覧ください。
予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。

 
とのことです。まずは予防効果と副反応を理解しないといけません。

 

「新型コロナワクチンQ&A」では

新型コロナワクチンについては、国内外の数万人のデータから、発症予防効果などワクチン接種のメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことを確認して、皆さまに接種をお勧めしています。

 

とのことです。
追加(4回目)接種の効果として、Q&Aの項目を追っていくと・・

感染予防効果は短期間しか持続しなかったという報告がある一方、重症化予防効果は6週間経過しても低下せず維持されていたことや、死亡予防効果を示唆する報告があります。


ファイザー社のワクチンは、オミクロン株流行下において、3回目接種と比較した4回目接種の感染予防効果は、60歳以上の者において短期間しか持続しなかった一方、重症化予防効果は4回目接種後6週間低下しなかったとする報告や、

②接種後30日間で、感染予防効果が45%、発症予防効果が55%、入院予防効果が68%、重症化予防効果が62%、死亡予防効果が74%であったとする報告、

③60歳から100歳の者において、死亡、入院のハザード比がそれぞれ78%、64%減少したとの報告等があります。

漢字や数字がならんでおり難しいですね。読む気がなくなりそうです。
世界保健機関(WHO)は、2020年4月末、COVID-19のワクチンに求められる望ましい有効性として「少なくとも70%」、「最低でも50%以上」との見解を示している。米食品医薬品局(FDA)も、COVID-19のワクチンの指針で、50%以上の有効性を求めている。
ですので、50%前後では感染症予防効果は今ひとつですね。

重症化予防についても、浜松市のデータhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/koho2/emergency/covid-19/index.html)を見てみると、令和4年1月1日から5月26日までに陽性約3万人(未接種11307人、既接種19219人)のなかで重症は7人(未接種4人、既接種3人)、中等症は182人(未接種56人、既接種126人)でした。
計算すると、未接種者での割合は重症0.03%、中等症0.5%。接種者での割合は重症0.015%、中等症0.6%でした。

今年に入ってからは、重症化することは少ないのでしょうか。きわめて稀です。
一方、デメリットに関しては、Q&Aでは、3回目接種の事しか見当たりません。

海外の臨床試験の結果では、ファイザー社のワクチン及び武田/モデルナ社のワクチンいずれの場合も、2回目の接種後と比較して有害事象の発現傾向は概ね同様であると確認されていますが、リンパ節の腫れなどについては、初回(1回目・2回目)接種時と比較して、発現割合が高い傾向にあります。心筋炎の報告頻度は2回目接種後よりも3回目接種後の方が低い傾向がみられています。

 

ところで
2022年4月26日付けでファイザー株式会社から、

「コミナティ筋注」日本における添付文書改訂について、という文書がだされています。改訂内容として

①4回目接種については、ベネフィットとリスクを考慮した上で高齢者等において、本剤3回目の接種から少なくとも5ヶ月経過して後に接種を判断することができる。

他のSARS-CoV-2ワクチンを接種した者に追加免疫として本剤を接種した際の有効性、安全性は確立していない。

 
振り出しに戻ります。
モデルナの後に、ファイザーをうつ(逆の場合も?)と有効性、安全性はわかりません。とのことです。発売元もわからないのに、どうやって感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受ける」のでしょうか?

 

結論として、

①交差接種の有効性、安全性は不明

②交差接種しない場合も、オミクロンに変わってからは、感染予防効果はあまりない。
重症予防効果もそもそも重症例が稀なので判断しにくい。

デメリットに関しては、未だ判断材料が無い。

後は、これらを理解し「自らの意志で接種を受けるか判断しましょう」ということですね。