めがね先生の勝手にOUTPUT

いろいろな事に勝手に返答します

Q26. アメリカで5歳以下の子供にコロナワクチン開始ってきいたけど、どうなの?

はい、こんにちは。

早速調べてみましょう。

 

Yale MedicineからCOVID-19 Vaccines for Kids Under 5: What Parents Need To Know. です。

 

ちなみに、

イェール大学医学部は、コネチカット州ニューヘイブンにある私立研究大学であるイェール大学の大学院医学部である。

U.S. News & World Reportは現在、イェール大学医学部を研究分野で全米10位、プライマリーケア分野で59位にランクしている、とのことです (wiki)。

 

 

 

2022年6月中旬、食品医薬品局(FDA)は、ファイザーのCOVID-19ワクチン(生後6カ月から5歳まで)と、モデナのワクチン(生後6カ月から6歳まで)に緊急使用承認(EUA)を与えた。

米国疾病管理予防センター(CDC)は、すぐにこれらのワクチンを推奨し、来週早々には入手可能になるはずです。

 この日を心待ちにし、子供たちにワクチンを打ちたいと願う親たちがいる一方で、躊躇し、疑問が残る親たちもいます。

そりゃそうですね。米カイザー・ファミリー財団が5月に発表した調査結果では、
5歳未満の子どもを持つ親のうち、接種をすぐに受けると回答した人は18%にとどまり、様子見をするという回答が38%だった。一方、絶対に受けないと回答した人は27%いた(毎日新聞)、だそうです。

 

ワクチンは安全なのか?特にオミクロンに対する効果はどうなのか?

COVID-19に罹患したばかりの子どもは、ワクチンを受けるべきか?

 

幼い子どもたちのワクチン接種率は、これまで高いとは言えませんでした。

CDCによると、全国で5歳から11歳の子供の約29%しか完全なワクチン接種を受けていません。

12歳から17歳の子どもたちの接種率が60%であることと比較すると、その差は歴然です。

米国には5歳未満の子供がおよそ1,800万人います。

 

COVIDワクチンは幼児に安全か?

 

EUAを取得するために、ファイザー社とモデルナ社は別々に、対象年齢層における安全性と有効性の両方を示す臨床試験結果を提示する必要がありました。

この結果は予備的なものであり、まだ査読や学術誌への掲載はされていませんが、データはFDAと独立したワクチンの専門家からなる委員会によって審査されています。

これじゃあ詳しいデータは、しらべてもでてきませんね。

 

ファイザー

臨床試験には4,500人の小児が登録された。

5歳以下では、1,678人が3週間間隔で2回接種し、2回目の接種から少なくとも2カ月後に3回目の接種を受けた。

副作用の大部分は軽度または中等度であり、忍容性は良好で、新たな安全性の問題は認められなかった。

 

モデルナ:

6ヵ月から12歳までの約11,700人(6歳以下は6700人)の小児患者が登録された。

すべての小児は、28日間隔で2回のワクチン投与を受けた。

副作用の大部分は軽度または中等度であり、ほとんどが2回目の接種後に報告された。

安全性に関する新たな懸念は確認されませんでした。

 

両ワクチンとも、心筋炎や心膜炎の症例はありませんでした

ファイザーはやや人数が少なく3回接種後の結果、モデルナはそれより人数が多く、2回接種後の結果みたいです。

 

ワクチンは有効か?
 

ファイザー

 

5歳以下の小児に3回接種したところ、強い免疫応答が得られ、有効率は80.3%で有症状感染を予防することができた。

この解析は、3回目の投与後7日目から確認され、2022年4月29日時点で発生した10例の症候性COVID-19の症例に基づいています。(試験実施計画書では、3回目の接種後7日目から少なくとも21症例が発生した時点で正式な解析を実施することになっています。)

5歳以下の小児の免疫反応(3回目の投与から1ヵ月後に測定)は、16歳から25歳の小児の2回投与の免疫反応と比較して良好なものでした。

この研究の一部は、オミクロンの変異型が優勢になる前に実施されたことに留意することが重要です。

でました、症候性感染予防効果。感染してウイルスがたくさんいても、症状がなければOKです。
ファイザーの検討は、(一部)オミクロンより前のデータ使用かつ3回接種が前提です。
えーと、もうすぐオミクロン対応のワクチンでるんじゃなかったっけ?
これから3回もうつ意味あるの?
重症化予防などのデータも特に言及ありません。
(21例発症したら解析開始の予定を10例で繰り上げて発表したのは何故?有意差がでたから?)

 

モデルナ:

 

中間解析の結果、生後6カ月から2歳までの小児の症候性感染に対する有効率は51%、2歳から5歳までの小児の症候性感染に対する有効率は37%でした。

両年齢層とも、2回の接種で、18歳から25歳の成人の2回接種後の免疫反応と良好に比較されました。この研究は、オミクロンの波の中で行われました。

こちらはオミクロンの検討ですが、有効率が低すぎ。
3回接種すれば少し、有効率も変わるかもしれませんが、
ファイザー80%に対し、モデルナ37%。これ、うつ意味あるの?

 

これらの年齢層におけるワクチンの有効性は、成人における有効性と比較して、いずれも有意に低かった。

ファイザー社とモデルナ社の成人向けCOVID-19ワクチンのFDA EUAに使用された臨床試験では、有効性はそれぞれ94%と95%だった。

もともと、ファイザーとモデルナの有効率は100%近くだったのに、(特にモデルナで、)なんでこんなにさがるんでしょう? オミクロンだから? 単純に子供には効きにくい?

 

ワクチンの接種量は大人と同じ?

 

ファイザー社のワクチンでは、5歳未満の子どもは3マイクログラム(μg)を3回接種します。

5歳から11歳の子供には、10マイクログラムを2回投与します。12歳以上の方は30μgを2回接種します。これは大人と同じです。

モデナの場合、6歳未満は25μgを2回、6歳から12歳は50μgを2回、12歳以上は100μgを2回接種することになります。

ワクチンの量は、ファイザーは5歳未満で10分の1、モデルナは4分の1です。
あれ、モデルナの方が量が多いのに効かないの?
そもそも、一般的に子供の薬って体重あたりで換算して使用してます。
単純に年齢で区切っていいの?

 

イェール大学医学部の小児科医であるレスリー・スード(Leslie Sude)医学博士は、

この若い世代にワクチン接種を開放することは、誰もがより安全にパンデミックを管理するためのもう一つの方法だと言う。

"人口のかなりの割合がワクチン接種の対象外であったとはいえ、子供たちの間でCOVIDが広く循環し、その子供たちが高齢者に感染し続ける可能性があったのです。

"そして、ウイルスが人から人へ広がる限り、ウイルスは変化し続け、新しい亜種に進化し続けることができるのです。"

まだ、「高齢者を守るため」っていってます。
症状押さえるだけで、感染はするし、幼児で重症化防ぐデータもないみたいだし、ちょっと無理あるなあ。(コロナ感染後の後遺症減らすととか言う話もあるみたいだけど。)