Q9. 4回目のワクチンって受けた方がいいの？
はい、こんにちは。
厚労省のサイトみるといいんですが、あえてCDCのサイトみてみましょう。
COVID-19 Vaccine Boosters
Getting Your COVID-19 Booster Tool
Get Started>のボタンをクリックして、年齢、過去の接種回数、免疫状態に答えると、4回目（2回目のブースター）が推奨されるか教えてくれます。
免疫低下状態の方、もしくは50歳以上で3回目から4ヶ月以上経過した場合推奨されるようです。
知っておいていただきたいこと
COVID-19ワクチン・ブースターは、1回目のワクチン接種後、時間の経過とともに
低下した保護機能をさらに強化または回復させることができます。COVID-19の重症化から最もよく守られるのは、COVID-19ワクチンを
常に最新の状態に保つことであり、これには、対象となる場合に推奨されるすべてのブースターを受けることも含まれます。中等度または重度の免疫不全の人々には、異なるCOVID-19ワクチンの推奨事項があります。
とのことです。
ちなみに免疫低下ってどんな状態でしょうか？
中等度または重度の免疫不全の人とは？
いくつかの種類の疾患や治療により、中等度または重度の免疫不全（免疫力が低下している状態）にあると考えられている人たちです。例えば、以下のような場合です。
①血液の腫瘍や癌に対して治療を受けている。
②臓器移植を受け、免疫系を抑制する薬を服用している。
③キメラ抗原受容体T細胞療法（CAR-T細胞療法）を受けた、または幹細胞移植を受けた（過去2年以内）。
④中等度または重度の原発性免疫不全症（DiGeorge症候群、Wiskott-Aldrich症候群など）の方
⑥高用量のコルチコステロイドまたは免疫反応を抑制する可能性のある他の薬剤による治療を行っている方
CARTというと腹水濾過濃縮再静注法を考えてしまいますが、CAR-Tですね。
（白血病に対し最近承認されたキムリア、薬価3349万3407円もするお薬が有名です。）
癌、移植治療を受けている方、免疫抑制剤をのんでいる方、等が対象の様です。
かなり特殊（？）なケースですね。50歳未満では、対象者はそんなに多くはなさそうです。
一方厚労省の推奨は
３回目接種から５か月以上が経過した下記の方です。１）60歳以上の方
２）18歳以上60歳未満で、
・基礎疾患を有する方
・その他新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高いと医師が認める方基礎疾患というのは？
• 慢性の呼吸器疾患、心臓病（高血圧を含む。）、腎臓病、肝臓病（肝硬変等）
• 糖尿病治療中、又は他の病気を併発している糖尿病
• 血液の病気（ただし、鉄欠乏性貧血を除く。）
• 免疫の機能が低下する病気（治療や緩和ケアを受けている悪性腫瘍を含む。）
• ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
• 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
• 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態（呼吸障害等）
• 染色体異常
• 重症心身障害（重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態）
• 睡眠時無呼吸症候群
• 重い精神疾患や知的障害
• BMI 30以上を満たす肥満の方
