めがね先生の勝手にOUTPUT

いろいろな事に勝手に返答します

Q4. 蓄膿症なんだけど、家でできることないの?

最近は、青っぱな垂らしている子供は見なくなりましたが、
花粉症の季節になると、私も蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の症状でつらいです。
アレルギーの薬や点鼻、点眼は使っていますが、何か家で対処できたらいいですね。
早速調べてみましょう。

今回はMayo Clinic のホームページから。
Mayo Clinicは、アメリカのミネソタ州フロリダ州アリゾナ州に基幹病院があり、
ミネソタ州ロチェスターが本部があります。
2021-2022年のBest Hosipital Ranking(U.S. NEWs 調べ)で一位になっている有名な病院です。

 

慢性副鼻腔炎とは:
鼻や頭の中の空間(副鼻腔)が腫れて炎症を起こし、治療を受けても3ヵ月以上続く場合に診断されます。。
一般的な症状は、粘液が正常に排出されるのを妨げ、鼻を詰まらせます
鼻呼吸が困難になり、目の周りが腫れたり、痛くなったりします。

症状:
鼻の炎症。鼻水、のどの奥に水がたまる(鼻汁後分泌)
鼻づまり、鼻呼吸が困難。目、頬、鼻、額の周りの痛み、圧痛、腫れ。
嗅覚や味覚の低下。

その他の徴候や症状は以下の通りです。
耳痛、頭痛、上あごや歯の痛み、咳、喉の痛み、口臭、疲労

次の様な症状があるときは、至急受診しましょう。
発熱、目のまわりの腫れや赤み、激しい頭痛、額の腫れ、混乱、複視などの視力の変化、首のコリ。
炎症が強くなると、視神経炎、髄膜炎等につながることがあります。

原因や治療法、検査は病院受診したら説明されると思いますので割愛。

予防法:
1.上気道感染症にかからないようにする。風邪をひいている人に近寄らない。特に食前には、石鹸と水で頻繁に手を洗う
2.アレルギーを管理する。受診して、症状をコントロールする。
3.タバコの煙や汚染された空気を避ける。タバコの煙や空気中の汚染物質は、炎症を起こす可能性があります。
4.加湿器を使用する。空気に水分を加えることで副鼻腔炎の予防になる場合があります。

 

生活習慣と家庭療法:
こちらが本題ですが、長くなってしまいました。

1.安静にする。体が炎症と戦う際の、回復をスピードアップすることができます。
2.副鼻腔を潤す。中温のお湯を入れたボウルから出る蒸気を吸い込みながら、頭の上にタオルをかけます。このとき、蒸気を顔の方に向けます。または、熱いシャワーを浴びて、温かく湿った空気を吸い込み、痛みを和らげ、粘液の排出を助けます。
3.温湿布をする。鼻と額に温湿布をすると、副鼻腔の圧力が緩和されることがあります。
4.鼻腔をすすぐ。専用のスクイーズボトル、生理食塩水容器、ネティポットを使って、鼻腔をすすぎます。ネティポットとは、ヨガやアーユルベーダで用いられるみたいです。鼻うがい様のポットのことでAmazonで買えます。

 

安静にして、副鼻腔(頬や額の下の空間)を暖める。蒸しタオル使用する。鼻うがいをする。と言ったところでしょうか。
(もちろん、あまり我慢しすぎずに早めの受診をお勧めします。)